肖像 14 / 21

慰め主

“あなたがたの心を騒がせてはならない。神を信じ、またわたしを信じなさい。”

あの偉大な祭りの前夜、師は弟子たちとともに最後の食卓を囲まれました。師はまもなく彼らのもとを去ることをご存じであり、弟子たちの心は恐れと戸惑いで満たされていました。師は彼らに平安をもたらすため、慰めの言葉と約束を与えてくださいました。師はこう言われました。“あなたがたは心を騒がせてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。” 師は、父の家には住まいがたくさんあり、ご自分は彼らのために場所を用意しに先に行かれるのだと説き明かされました。そしていつの日か、戻ってきて彼らをご自分のもとへ連れて行き、永遠にともにいてくださると約束されました。この言葉は弟子たちに希望を与えました。しばらくの間は離れていても、再び一つに結ばれるという希望です。それから師は、きわめて大切な言葉を語られました。“わたしは道であり、真理であり、命です。わたしを通らなければ、だれも父のみもとに行くことができません。” この言葉によって、師ご自身こそが神へと至る唯一の道であることを示されたのです。師はまた、助け主——聖霊——を約束してくださいました。この“慰め主”は彼らのうちに宿り、師が教えられたすべてのことを教え、導き、思い起こさせてくださいます。以前は神の御霊が人々にしばらくの間だけ臨まれていましたが、今や御霊は永遠に彼らとともにとどまってくださるのです。師は彼らに新しい戒めを与えられました。師が彼らを愛されたように、互いに愛し合いなさいという戒めです。聖霊の助けによって、弟子たちはその愛を日々生き抜くことができるのです。最後に、師はご自分の平和を約束してくださいました。それは世が与えるような、奪われてしまうことのある平和ではなく、何ものにも壊すことのできない、神からくる深く揺るぎない平和です。

考えるべきこと

この教師は、恐れおののく弟子たちに、決して独りではないと語りかけました。慰め主が、いつも共にいてくださると。